今日はつまみ細工の糊について・・・。
私が実に苦労したところの一つ。この糊はでんぷん糊ならなんでも・・・ではないです。実に大切なのは水分量。文具用の硬い糊・障子貼り用の柔らかい糊も不向きです。
でんぷんのり、ひめのりなど様々種類はありますが、成分よりもポイントは水分量です。生地を入れた時に広がらない。つっかからずに糊の中に入れられることが大切です。あとは糊の中に入れて一見自立しているように見えても、水分が適量でないと生地が糊をまったく吸ってくれません。
(何度も同じ糊を使用して、ご自身で水分を足して練り直した糊の使用時にもおきる現象です。勿体ないですが、2度くらいの使用でやめましょう)
つまみ細工用の糊を購入するのが近道です。ヤマト糊よりつまみ細工用ののりが販売されています。この糊はゆっくり乾くので、空調があたる場所でも慌てずに制作できるのでおすすめです。(成分はタピオカ粉を使用)
すずまちでも販売してございます。私が使用している糊も水分量が完璧なのでおすすめです。同じくゆっくり乾くので、これからの時期風の当たる場所で制作しても、糊の表面がすぐに乾いてしまうようなことがありません。
ピンセットと同じく、高価なものでもございませんので糊もあれこれ試す前に専用のものをお使いになるのをおすすめします。
あとは、糊にする工程は2種類ございます。熱処理して糊化させれもの。化学処理をして糊化させるものです。化学処理・・・と聞くとよくないような気もしてしまいますが、つまみ細工を作る際は、是非化学処理しているものをお選びください(市販のものは大抵、化学処理されています)消費期限が長いことと、カビが生えにくいです。
次は生地・・・。また次回書かせていただきますね。
ピンセット、糊、生地の選択だけ間違えない事が成功の近道です。ぜひつまみ細工をゆっくり、生涯の楽しみにしてください♬
※只今、ワークショップの新規募集はお休みしております。今しばらくおまちくださいませ。状況をみて募集させていただきます。