少しずつ状況がよくなってきているようですね。また、みなさまとワイワイと楽しい講座が開催できることを、心より願っております。
本日はつまみ細工に適している生地についてです。
つまみ細工は着物のはぎれを使用して、娘たちが飾りが作ったのが始まりとも言われています(諸説ございます)。古布を利用して挑戦された方も多いのではないでしょうか。
つまんだ後にうまくいかなかった経験があるかと思います。
生地が糊を吸わない。ほつれが出る。葺いた後に広がる・・・など。
糊で休ませている間は自立していてくれるのですが、実際葺いてみたらいうことをきかず、せっかくつまんだ生地が水の泡に。私も何度か経験しました。
そうなのです。どんな絹でもつまみ細工に向かない生地はあるのです。向いているかいないかは、今となっては生地を見たらわかりますが、最初はわからないもの。古布を使用する際は全部つまみ終わる前に、糊を吸っているか、広がらないかを試す必要があるかと思います。
わたしがおすすめしているのは、羽二重(絹の薄いもの)4・6・8匁。ちりめんでしたら、最初は扱いやすのでレーヨンの一越ちりめんをおすすめします。
わたしの作品は全て羽二重で制作しています。4匁が一番薄く、8匁は少し厚みがあります。ワークショップでは8匁を使用しています。
ただ、染まっている羽二重はとても手に入りにくいのと、練習するには高価です。そこで、わたしが練習でおすすめしているのが、洋服の裏地のキュプラです。ほつれはありますが、羽二重のような薄さの生地を扱う練習になります。
しかし、キュプラでもメーカーによっては糊をうまく吸わないものもあります。生地屋さんでは少量から購入できるので、少しずつで試してみてください。色も豊富にあるので楽しめるかと思います。
可愛い生地や眠っている生地を使いたいお気持ちはよくわかるのですが、まずは適しているものかどうかがとても大切です。つまみ細工がもっと好きになる為にも知っていてほしい知識ですので、是非頭の片隅に・・・♬
次はちりめんについて少し書かせて頂きますね。
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※只今、ワークショップの新規募集はお休みしております。今しばらくおまちくださいませ。状況をみて募集させていただきます。